jpドメインは特に注意!ドメイン取得で個人情報垂れ流し?!

サイト運営、ブログ作成、アフィリエイトなどを考えるときに気になる「独自ドメイン」。
気軽に独自ドメインを取得できる世の中ですが、深く考えずに手続きを進めると、実は個人情報がたっぷりさらされていた!なんてことも。
独自ドメイン、特に汎用JPドメイン取得時はWhois情報で個人情報がさらされないよう注意が必要です。

ドメイン登録サービス6社の対応状況をまとめました。

Whois情報で登録者情報が参照できる

Whois情報とはドメインの登録者情報やIPアドレスを、インターネットユーザーが参照できるサービスのこと。
ドメイン名を取得するとインターネット上のデータベース「Whois」にドメインの持ち主が登録され、ゴンベエドメインのWhois(ドメイン検索)などで簡単に検索できるようになります。

ドメイン取得会社情報が表示されているWhois検索結果

↑このようにドメイン取得会社の情報が表示されるなら問題ないのですが

個人名とドメイン取得会社の情報が表示されているWhois検索結果

↑名前だけは表示されてしまったり

個人情報が表示されているWhois検索結果

↑個人情報丸出し!ということもあり得ます。

Whois情報代行サービスを使うのがおすすめ

Whois情報代行サービスとは、Whoisに表示されている登録者情報をドメイン登録サービスの運営会社の情報に代えて表示するサービス。多くのドメイン登録サービスが提供しています。

企業などのサイトでは公開することが多いですが、個人で独自ドメインを取得する場合は個人情報がさらされないよう、利用することをおすすめします。

汎用JPドメイン(jpドメイン)のWhois情報は注意が必要

「Whois情報代行サービス」を利用すれば安心!…といいたいところですが、汎用JPドメイン(jpドメイン)は少し特殊。jpドメインは株式会社日本レジストリサービス(JPRS)が管理しており、登録情報は、Whoisで公開することが原則です。

個人情報に対する意識の高まりなどを理由に、2014年8月18日(月)より、Whoisでの登録者名を非表示にできるようになりましたが、申し込みはドメイン名の管理指定事業者(いわゆるドメイン登録サービス)を通じて行う必要があり、非表示にできないドメイン登録サービスや、料金がかかるドメイン登録サービスもあるのが現実です。

参考サイト:Whois登録者情報非表示設定 | JPドメイン名登録情報の公開 | JPドメイン名のルール | JPドメイン名について | JPRS

jpドメインでは個人情報を完全には隠せないドメイン登録サービス

お名前.com



  • 公式サイト:お名前.com
  • 運営元:GMOインターネット株式会社
  • 汎用JPドメイン費用:税抜2,840円(税込3,067円)/年 ※2017年1月17日現在

汎用JPドメイン(jpドメイン)の場合
[登録者名]、[Registant]情報についてはWhois情報公開代行は行われません。
出典:ドメイン取るなら お名前.com:Whois情報公開代行 汎用JPドメイン(.jpドメイン)の場合

Whois情報公開代行サービスはありますが、汎用JPドメインの場合「登録者名」「Registant(英語の登録者名)」情報はWhois情報公開代行は行われずに表示されます。

また、汎用JPドメインに限らず、情報公開代行サービスはドメイン登録と同時に申し込む場合は無料で利用できますが、あとから利用しようとすると1年あたり税抜980円かかります。初期状態は「チェックなし」なのでチェック入れ忘れに注意しましょう。

ムームードメイン



  • 公式サイト:ムームードメイン
  • 運営元:GMOペパボ株式会社
  • 汎用JPドメイン費用:税抜2,840円(税込3,067円)/年 ※2017年1月17日現在

登録時には登録者名・担当者と担当者の部署・住所・電話番号・FAX番号・メールアドレスをご入力いただきますが、実際に JP Whois にてオンライン公開される情報は登録者名のみとなります。よって、通常 JP Whois でオンライン公開される情報は、公開連絡窓口情報 ( ドメインの管理トラブルの連絡窓口情報 ) と、登録者名 ( ドメインの持ち主 ) となります。

なお、ムームードメインでは、お客様のプライバシーを考慮し、公開連絡窓口の代理公開が可能になっております。
代理公開中は、公開連絡窓口がムームードメインとなりますが、コントロールパネルよりいつでもお客様の情報に戻すことが可能ですので、実質お客様がドメインを管理していただけます。
出典:汎用JPドメインについて | ムームードメイン

【登録者番号】に含まれている「登録者名」の情報は、お客様ご自身のお名前、または管理組織名の設定していただきます。
出典:『.jp』ドメインの個人情報をWHOISで公開したくないのですが。 | よくある質問 | ムームードメイン

公開連絡窓口の情報は代理公開可能ですが、登録者名は個人名または組織名を設定する必要があります。

エックスドメイン



  • 公式サイト:エックスドメイン
  • 運営元:エックスサーバー株式会社
  • 汎用JPドメイン費用:税抜2,820円(税込3,045円)/年 ※2017年1月17日現在

汎用JPドメイン、属性JPいずれもWhois情報を代理で公開することはできません。ご了承ください。
出典:エックスドメイン よくある質問 | ドメイン取得&無料レンタルサーバー Xdomain(エックスドメイン)

jpドメインはWhois情報代理公開対象外です。

jpドメインでも個人情報を隠せるドメイン登録サービス

スタードメイン



  • 公式サイト:スタードメイン
  • 運営元:ネットオウル株式会社
  • 汎用JPドメイン費用:税抜2,360円(税込2,548円)/年 ※2017年1月17日現在

スタードメインでは、このような個人情報が公開されてしまうことを心配されているお客様のために、当社の情報で公開する、Whois情報公開代行を無料で行っています。

以下のドメインで公開の代行が可能です。

.com / .net / .org / .biz / .info / .jp / .mobi / .me / .blue / .pink / .red / .black
.tv / .vc / .cc / .bz / .sc / .am / .fm / .mn / .hn
出典:サービス紹介 / スタードメイン – ドメイン取得 580円~(税抜)

完全に個人情報を隠せて、安いうえにポイントもたまり、お得感があります。
冒頭「Whois情報で登録者情報が参照できる」の個人情報が完全に隠れている画像も、スタードメインで取得したドメインのものです。

バリュードメイン



登録者情報は、登録者名のみWHOISで表示されます
(中略)
個人情報を公開するのが不安な方は、登録者名をドメイン名にすることも可能です。出典:WHOIS情報の変更 | VALUE-DOMAIN ユーザーガイド

登録者名の変更が許容されています。

ゴンベエドメイン



  • 公式サイト:ゴンベエドメイン
  • 運営元:株式会社インターリンク
  • 汎用JPドメイン費用:税抜2,413円(税込2,606円/年)
    ※2017年1月17日現在
    ※15周年記念特別キャンペーン価格なので、1月20日を過ぎると3,067円/年(税込)になると思われます。
  • JP Whoisガードサービスは汎用JPドメイン、都道府県JPドメインを対象とし、
    Whois上の「登録者名」「Registrant」「公開連絡窓口情報」に表示されている
    お客様の情報を非表示に設定して、プライバシーを保護するサービスです。
    (中略)
    料金:1,080円(税込)
    料金は設定時のみとなります。設定解除時は料金は発生いたしません。
    出典:JP Whoisガードサービス | 海外ドメイン取得、コンサルティングならGonbei Domain(ゴンベエドメイン)

    「JP Whoisガードサービス」で、Whois上の「登録者名」「Registrant」「公開連絡窓口情報」に表示されている登録者の情報を非表示に設定して、プライバシーを保護するサービスがあり、Whois検索すると上のイメージのように表示されます。
    設定には1,080円(税込)かかります。

    実情を踏まえて検討を!

    以上の情報を踏まえると、私のおすすめはスタードメインです。
    とはいっても、既にドメインを所有している場合などは、できれば1つのサービスに集約させたいもの。各サービスの実情を踏まえてご検討ください。

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